黒澤作品は、高校の時好きで何本か見て以来。
戦場遅参のため戦利品を獲り損ねた間抜けな農民2人が、ひょんなことから隠し砦とそこに隠された軍用金の延べ棒、また敵軍から隠れて姿をやつした家老六郎太(三船敏郎)と雪姫に出会う。六郎太は敵軍からの包囲脱出のために2人を利用しようとするが、彼らの保身と強欲のために時に振り回されつつ逃避行を企てる、ドタバタ色込みの中世時代劇。
これこそ「大衆映画の王道」という映画を見せてもらった。
映画内の火祭りの迫力に圧倒された。映画のためにここまでやるのか、と。
とにかく中世のリアリティ再現にこだわっている。
デジャビュがすごいと思ったら、背景や動きのシーンの再現が、大好きな宮崎アニメ「もののけ姫」にそっくりなのだ。無論、プロットなどはまるで違う訳だが。
関係はあるのか、単に偶然なのか。