creconte’s blog

映画感想多め。本・マンガ・ドラマetc.扱う予定。歴史・政治・社会・サスペンス・アングラ・官能等

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ココ・アヴァン・シャネル(2009)

ココ・シャネルの生涯を辿ったフランス映画。 フランス映画は数えるほどしか見てないが、個々人のパーソナリティや人間関係の現れ方が独特で魅力的だ。 シャネルが長ずる20世紀初頭前後は、当然女性の職業的自立などまだない。 孤児院出身のシャネルは、お針…

マーガレット・サッチャー(2012)

(原題は「The Iron Lady」) 前々から気になっていた作品で、ようやくこなせた。 サッチャーは、「レーガン、サッチャー、中曽根」の一角を占め、「小さな政府」を強力に推し進めた、文字通り「鉄の女」という程度の高校世界史以上の知識から進んでなかった。…

わたしは金正男を殺してない(2020)

2017年の、クアラルンプール国際空港金正男暗殺事件とその後の政治的経過、そして2人の「実行犯」の女性2人(インドネシア人シティとベトナム人ドアン)の裁判を克明に追ったドキュメンタリー。 衝撃的な事件だったが、気づけばかなり前の事件だ。その後「犯人…

バトル・イン・シアトル(2007)

1999年、シアトルでの反WTOデモ・暴動を描いた意欲作。 シアトルは、個人的に直接ではないが、間接的に縁のある地で興味を持った。 これも恥ずべきだろうが、「シアトル暴動」のことは、本作で見るまで殆ど知らなかった。 作品そのものは、運動家たちと、市…

そして、ひと粒のひかり(2004)

新年一発目は少し前の映画(原題は「Maria Full of Grace」)。 昔テレビで井筒監督がレビューしていて印象的で、ずっと記憶に残っていた。 地元で職場でも家族ともうまくいかず、男友達との遊びで身ごもって金に詰まったコロンビアの女の子マリアが、麻薬の運…