creconte’s blog

映画感想多め。本・マンガ・ドラマetc.扱う予定。歴史・政治・社会・サスペンス・アングラ・官能等

Jホラーの走り「八つ墓村」と、寅さん金田一

映画としては2代目となる「八つ墓村」(1977)を見た。

(初代は1951年、片岡千恵蔵金田一)

八つ墓村 - Wikipedia

自分は何を隠そう、横溝の原作金田一耕助シリーズファン。

と言ってもここウン十年読んでないけど。笑

でも読んでたのは小学生時代だから、筋金自体は入っていると言っても過言ではなかろう。

映像の金田一シリーズとしては、古谷一行派で、古谷金田一はそれなりに見た。

ただ、映像化版は、好きな作品は限られていて、さほど好きという訳ではない。

 

八つ墓村にせよ、犬神家にせよ、別段興味を持った作品はなかったのだ。

今回見たのは、寅さん(渥美清)演じる金田一耕助がどんなものか気になっていたからだ。

前に金田一耕助の雑学本みたいのを読んで、渥美清物があるのは知っていた。

 

八つ墓村の場合、金田一は脇役だ。

寅さん臭もさほどせず、影の薄い印象だった。

 

八つ墓村の、田治見要蔵の大量殺人シーンと、エンディングの犯人のおどろおどろしいシーンはなかなかの恐怖感があった。

原作主義者の自分は「Jホラーの祖先」としての「八つ墓村」の地位というものを意識してなかった。それを確認できたのは意義深かった。