「世界映像遺産/ドキュメンタリーシリーズ」の1本。
レンタル大失敗だった。
というのは、本作は「ロシア語・字幕なし」だったのである…!
事前に情報確認不十分だった自分の完全なミスなのだが。
言葉が分からず、裁判シーンで殆どが占められたのでざっと流して終わった。
それでも、映像から多少の刺激は得られた。
本当の自分の狙いとしては、ニュルンベルク裁判や、ドイツの戦後処理に関する知識を得て、戦争責任・戦後処理、またそれらに関する国際法に関する知識や視点を得たい、というところにあった。
実際、前も述べたかもしれないが、ドイツに限らず、「戦後ヨーロッパ史」についてはとりわけ無興味で推移してきた。
ドイツは特に、「同じ敗戦国」であり、国民性などを含めても「同族嫌悪」ゆえに正面から見詰められない、という精神性が働いていたように思う。
しかし、ドイツと日本を取り巻いていた政情は異なるし、「戦争責任・戦後責任」とか「植民地責任」というものも同一に論じられるべきではない。
1990年代の「戦争責任」論争に対し、常に感じていたモヤモヤ感を、言語化し、決着させるべき時が来たのだ、と思っている。