creconte’s blog

映画感想多め。本・マンガ・ドラマetc.扱う予定。歴史・政治・社会・サスペンス・アングラ・官能等

題名のない子守唄(2006)

(原題は「La Sconosciuta」。イタリア語「未知」の意)

衝撃のSMサスペンス。

「これは官能系だ!」といつも予め決めつけレンタルするのだが、基本外すので、どうやら見抜く才能がないらしい。笑

(「SMサスペンス」という括りも妥当とは言えないだろう)

途中、「ホラー寄りか」と思ったが、終わってみるとやはりサスペンスと見るべきだろうと思った。

 

終わってから紹介文で、イタリアが舞台と知った。

ネタバレになるので殆ど何も書けないのだが、一つだけ書き留めておこう。

主人公のウクライナ女性イレーヌは家政婦に入るのだが、そこで、防衛本能に欠ける幼児テオに、親の留守の隙に、「縛り」にかけて「攻撃」を教えるというこれまた特殊なシーンがある。それ自体もかなり衝撃的なシーンなのだが、きちんとした意味がある。

構成もかなり独特で、謎の主人公に謎のSMシーン回想が差し込まれ、ひたすら「どういう映画なんだ?どこに行くんだ?」のまま結末へと連れていかれる。